奥多摩・日原川鷹ノ巣谷
4/16初心者・初級者の講習会で奥多摩の鷹ノ巣谷へ行く。実践沢登りの2回目は、前回よりも水量が多く、少しレベルアップした場所で、沢下降も取り入れた講習だ。沢は登るよりも下降の方が難しいが、懸垂の練習にも最適だ。鷹ノ巣谷は、従来は体力トレも兼ねて水ノ戸沢を詰め上げ稲村岩尾根の登山道を下るロングコースを講習としていたのだが、私の体力もすでに限界に達しており、指導をしながらのロングコースは時間的にも厳しい。
鷹ノ巣谷は3年振りだが、出合にある橋は朽ちて渡れる状態ではなく、本流の河原から鷹ノ巣谷の流れの上を渡るように新たに橋が作られている。
地蔵滝はいつもと変わらない。
滝の脇にあるワタビ田跡は、益々荒れている。
山道は丸太の橋が朽ちて、全くの廃道となっている。
ヘツリの練習に良い
下流部は石積み堰堤が続くが、この石積み堰堤の手前のヌルヌル、スベスベの側壁登攀が難しい。
鷹巣谷はツルツルの岩やガレた浮石が多く、神経を使う。
中級の沢を学んでいる方たちにとっては、リード、確保の練習に良い沢だ。
対岸に渡れば簡単に上がれるが、水流を浴びるので右壁を登攀する。
ここもリード、確保の練習に良い。
かなり崩れているガレの斜面
安全のため懸垂で下るが、沢慣れた方なら問題ない。
下降では、滝の右側に垂れ下がっているトラロープ側から懸垂で下る。
大滝の登攀
大滝2段目の登攀
水ノ戸沢と金左小屋窪との出合
金左小屋窪はわさび田跡の石垣が続く。昔、このわさび田のために山道があったが、今は全くない。
沢下降は、懸垂の良い練習になる。
この記事へのコメント
簡単そうに見えても、もっと色々な事を見て、考えて
登らないといけないのですね。